水2026.9.22|アクセルライフ

環境省が「PFOS等の対策技術集」を公表
いま国が進めていること

PFAS(ピーファス)という言葉をニュースで見かける機会が増えました。

2026年6月、環境省が「PFOS等の濃度低減のための対策技術集」という資料を公表しています。

この記事では、この資料が何のためのものなのか、そして国がいまどう動いているのかを、公表資料にもとづいて事実だけ整理します。

「対策技術集」とは何か

PFOS・PFOAは、現在は製造・輸入が原則禁止されています。ただ、過去に環境中に排出されたものが残っているため、一部の地域の河川や地下水で検出されています。

こうした場所で濃度を下げる技術は、国内外でいくつも提案され始めていました。一方で、国内での実施例は限られていた、と環境省は説明しています。

そこで環境省は「PFOS等の濃度低減のための対策技術の実証事業」を行い、公募で選んだ技術を実際に試しました。その結果をまとめたのが今回の対策技術集です。

対象になっているのは、主に高濃度で検出された土壌・排水・地下水などです。家庭の水道水の話ではありません。得られた知見は、地方自治体などに提供されます。

国の取り組みは、4つの段階で進んでいる

対策技術集は、単独の資料ではありません。国の取り組みを並べると、次の4段階で整理できます。

PFOS・PFOAをめぐる国の取り組み
1 作らせない
化審法で製造・輸入を原則禁止。国際条約(POPs条約)でも廃絶等の対象
2 測る
2009年以降、同じ地点で河川などの濃度を継続して測定
3 基準を決める
水道水は2026年4月から水質基準に。河川・地下水は指針値に
4 下げる技術を集める
今回の対策技術集(2026年6月)。実証した技術を自治体に提供
出典:環境省「PFOS等の濃度低減のための対策技術集」「PFOS、PFOAに関するQ&A集」ほか公表資料より整理

それぞれ、もう少し補足します。

つまり、「作らせない → 測る → 基準を決める → 下げる技術を集める」という順番で、段階的に取り組みが進んでいる、というのが現在の状況です。

個人でできる、情報の確かめ方

PFASについては、ネット上にさまざまな情報があります。不安をあおる情報に振り回されないために、お金をかけずにできることがあります。

まとめ

PFOS・PFOAの基本や、水道水の基準については、こちらの記事にまとめています。

PFOS・PFOAって何? 水道水の有機フッ素化合物、いま分かっていること →
PFAS、2026年4月から水道水の「基準」になりました →

平 信志
筆者:平 信志(たいら しんじ)
柔道整復師(国家資格)。整形外科クリニックにて約16年、施術とリハビリに従事。現在は三和株式会社の正規代理店「アクセルライフ」として、福岡市を拠点に電解水素水整水器「還元粋」、24時間循環風呂「バスポカEX」などを取り扱う。福岡を中心に、水の勉強会や飲み比べ体験を実施しています。
※本記事は、環境省などの公表資料にもとづく制度・取り組みの情報提供を目的としたものであり、健康影響について断定するものではありません。PFASの健康影響については、国内外の機関で評価が進められている段階です。
※制度の詳細・最新情報は、環境省の公表資料をご確認ください。
参照:環境省「PFOS等の濃度低減のための対策技術集」(令和8年6月)/「PFOS、PFOAに関するQ&A集」(2024年8月時点)/「有機フッ素化合物(PFAS)について」
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