運動2026.9.13|アクセルライフ

階段の「下り」が
きつくなったら

駅の階段。上りは息が切れるけれど、まだ普通に上がれる。

でも下りのとき、手すりに手が伸びる。一段ずつ慎重になる。膝に響く感じがある——。

「上りより下りのほうがきつい」というのは、実は理由があります。そして下りのほうに先に変化が出ることも、珍しくありません。

上りと下りで、筋肉の働き方が違う

同じ階段でも、筋肉の使い方が逆になります。

上りは、太ももの前側(大腿四頭筋)が縮みながら身体を持ち上げる動きです。これを短縮性収縮と呼びます。心臓や呼吸への負担は大きく、息は上がります。

下りは逆で、同じ筋肉が伸びながらブレーキをかける動きになります。伸張性収縮と呼ばれるものです。重力で落ちようとする身体を、一段ごとに支えて止めている状態です。

上りと下りで、筋肉の役割が逆になる
上り 下り 持ち上げる 筋肉が縮む ブレーキをかける 筋肉が伸びながら支える
上りは筋肉が縮んで身体を持ち上げる動き。下りは同じ筋肉が伸びながらブレーキをかける動きで、筋力とコントロールがより求められます。

なぜ下りに先に出るのか

ブレーキをかける動きは、筋力だけでなく「力の出し方の調整」も必要になります。ゆっくり伸ばしながら、ちょうどよい強さで止める。この細かいコントロールが要求されます。

筋力が落ちてくると、この調整が先に難しくなります。結果として、こういう変化が出ます。

そしてもうひとつ。下りは転倒のリスクが高い動作でもあります。厚生労働省の調査では、家庭内における高齢者の事故のうち転落の発生場所として階段が挙げられており、階段は住宅内で注意すべき場所とされています。

「まだ上がれるから大丈夫」ではなく、下りの変化に気づいたかどうかを目安にしてください。上りは心臓と呼吸の話、下りは筋力とコントロールの話です。

今日からできる、お金のかからない工夫

まず安全面から。そのうえで、下りで使う動きを日常に入れます。

3つ目がいちばん取り入れやすいと思います。「座る前に3秒」だけです。新しい時間を作る必要がありません。

痛みがある場合は、まず医療機関へ

ここは明確にお伝えします。

膝や腰に痛みがある場合、原因を確かめないまま運動を始めないでください。動かしていい痛みと、休ませるべき痛みは別のものです。自己判断で続けると悪化させることがあります。

〈こんな場合は受診を〉
● 階段の下りで膝に痛みが出る
● 膝が腫れている・熱をもっている
● 動かすと引っかかる・音がする
● 片脚だけ急に力が入らなくなった
● 痛みで夜眠れない

柔道整復師として16年、整形外科クリニックで働いてきました。現場でよく見たのは、「痛いけれど原因が分からないまま、自分で何かを始めてしまう」ケースです。まず診てもらってください。

まとめ

痛みがなく、筋力の面で気になるという方には、ご相談に応じて選択肢をご案内しています。

ご相談を承っています【無料・オンライン可】

ご体調や通院状況をお聞きしたうえでお話しします。痛みがある場合は医療機関の受診を優先していただくようお伝えしています。福岡の当店のほか、ご自宅へお伺いしてのご相談・オンラインでのご相談も可能です。

LINEで相談する パルストレーナーを見る 関連記事:片脚で何秒立てますか 関連記事:EMSを使う前に。注意が必要な人
平 信志
筆者:平 信志(たいら しんじ)
柔道整復師(国家資格)。整形外科クリニックにて約16年、施術とリハビリに従事。現在は三和株式会社の正規代理店「アクセルライフ」として、福岡市を拠点に電解水素水整水器「還元粋」、24時間循環風呂「バスポカEX」などを取り扱う。福岡を中心に、水の勉強会や飲み比べ体験を実施しています。
※本記事は身体のはたらきに関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
※膝や腰に痛みがある場合、腫れ・熱感・動作時の引っかかりがある場合は、自己判断で運動を始めず医療機関にご相談ください。
※パルストレーナーは医療機器ではなく運動機器です。痛みの改善や疾病の治療・予防を目的とした機器ではありません。ペースメーカー等の医用電気機器をご使用の方はご使用いただけません。
参照:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」/e-ヘルスネット
© 2026 アクセルライフ(三和株式会社 正規代理店)|コラム一覧|トップページ|製品一覧|特定商取引法に基づく表記|プライバシーポリシー