電気代やガス代の明細を見て、「調理にどれくらい使っているんだろう」と思ったことはありませんか。
コンロを買い替えるときにも、ガス・IH・ラジエントのどれが安いのかは気になるところです。ただ、実際に計算してみると、方式による差は思っていたより小さく、むしろ毎日の使い方で差がつくことが分かります。
数字で見ると、光熱費の見直しは少し楽しくなります。今回は試算の条件を明らかにしたうえで、比べてみます。
お湯1リットルを沸かす費用で比べてみる
比べやすいように、水1リットルを20℃から100℃まで沸かすときの費用を試算しました。必要な熱量は約80kcal(約0.093kWh)です。この熱量を、それぞれの方式の熱効率(鍋に伝わる割合)で割り、燃料や電気の単価をかけて求めています。
どの方式を選んでも、お湯を沸かす費用は1回数円。方式による違いは月に百円前後で、お住まいの地域の単価やガスの種類でも変わります。
つまり、どの方式を選んでも光熱費で大きく損をすることはありません。そのぶん、毎日の使い方の工夫が、そのまま家計に効いてきます。
今日からできる、光熱費を抑える使い方
方式の違いより差が出やすいのが、毎日の使い方です。どれもお金はかかりません。
- フタをする:熱が逃げにくくなり、沸くまでの時間が短くなります
- 鍋の底の大きさを合わせる:ガスなら炎が鍋底からはみ出さない火加減に。電気のコンロは加熱面と鍋底の大きさをそろえます
- 必要な量だけ沸かす:使う分だけ温めるほうが、無駄な熱が出ません
- 余熱を使う:火を止めてからも調理は進みます。煮物やゆで卵は、早めに火を止めてフタをしたまま置くのがおすすめです
- まとめて調理する:一度温めた鍋で続けて調理すると、温めなおす手間と熱が減ります
余熱の使い方は、こちらの記事に詳しくまとめています。
方式を選ぶなら、費用以外の違いも見る
光熱費で大きな差が出ないからこそ、コンロ選びは使い心地や暮らしとの相性で選べます。
ラジエントヒーターは、天板の下のヒーターが熱を出す方式です。土鍋やアルミ鍋など鍋を選ばずに使えること、天板に熱をためて余熱調理に生かしやすいことが特徴です。また、平らな天板なので拭き掃除がしやすくなります。
火を止めたあとも天板に熱が残るので、その熱を保温や余熱調理にそのまま生かせます。小さなお子さんがいるご家庭では、天板が冷めるまで触れないよう声をかけてあげてください。
水まわりも含めて家計を見直したい方は、お水代のシミュレーターもお試しください。
まとめ
- お湯1リットルを沸かす費用は、どの方式でも1回数円。どれを選んでも光熱費で大きく損をすることはありません
- 差がつくのはフタ・鍋の大きさ・余熱などの使い方。今日からお金をかけずに見直せます
明細の数字を少し気にするだけで、毎日の調理がちょっとした楽しみに変わります。