家族が帰ってくる時間がバラバラで、最後の人が入るころにはお湯がぬるい。追い焚きボタンを押して、また待つ——。
追い焚きはとても便利な機能です。ただ、毎日使っていると気になってくるのが配管の中の汚れと、追い焚きのたびにかかるガス代です。
今回は、追い焚き配管の手入れのしかたと、そもそも追い焚きをしないという選択肢について、手間も含めて正直にまとめます。
追い焚き配管の汚れは、なぜたまるのか
追い焚きは、浴槽のお湯を配管で給湯器に送り、温めてまた浴槽に戻す仕組みです。このとき、お湯と一緒に皮脂や湯あかも配管の中を通ります。
配管の中は見えないうえ、使ったあともお湯が少し残りやすい場所です。そのため汚れがたまりやすく、放っておくと湯あかのかたまりが浴槽に出てくることもあります。
追い焚きと24時間循環風呂の、お湯の流れ
今日からできる、配管の手入れ
追い焚き機能を使っているなら、次の手入れが基本です。
- 月に1回を目安に、専用洗浄剤で洗う:残り湯に洗浄剤を入れて追い焚きし、配管の中を洗います。給湯器メーカーの取扱説明書に目安が書かれているので、あわせて確認してください
- 入浴後、お湯を早めに抜く:残り湯を長く置かないことで、配管に汚れが残りにくくなります
- 浴槽側の吸い込み口のフィルターを洗う:髪の毛や湯あかがたまりやすい場所です。週に1回ほど外して洗いましょう
- 入浴前に体を洗う:お湯に持ち込む汚れが減り、配管の汚れも減ります
洗浄剤の種類や使い方は、お使いの給湯器・浴槽によって異なります。必ず取扱説明書に従ってください。
追い焚きと循環式、何が違うのか
当店で扱うバスポカは、24時間循環風呂です。浴槽のお湯を循環ろ過し、殺菌し、設定した温度に保ったまま浴槽に戻すことを、一日中くり返します。
- 追い焚きを待たなくていい:家族の帰る時間がバラバラでも、いつでも温かいお風呂に入れます
- 毎日お湯を張り替えなくていい:循環ろ過と殺菌をしながら使い続けるので、張り替えの回数が大きく減ります。毎日200リットル近いお湯を張って沸かしていた分がなくなるため、水道代とガス代の大幅な節約につながります
ただし、手入れがゼロになるわけではありません。ここは正直にお伝えします。
- ろ過材や殺菌灯は、定期的な交換が必要です
- 浴槽のお湯も、定期的に入れ替えます
- 使える入浴剤には制限があります
毎日の「沸かす・待つ・張り替える」を減らすかわりに、定期的な交換と手入れが加わる、と考えていただくのが実際に近いと思います。衛生面の仕組みについては、「24時間風呂って不衛生じゃないの?」に正直に答えますで詳しく書いています。
バスポカは疾病の予防・治療を目的とした機器ではありません。ろ過材などの交換、定期的な手入れが必要です。
まとめ
- 追い焚き配管は月1回ほどの洗浄と、お湯を早めに抜くことで汚れをためにくくできます
- 24時間循環風呂は追い焚きいらずで、いつでも温かく、水道代・ガス代の節約にもつながります。そのかわり定期的な交換と手入れが必要です
ご家族の入浴の時間や、手入れにかけられる手間から、合う方法を選んでみてください。