運動したほうがいいのは分かっている。でも、朝は支度、昼は仕事や家事、夜は寝かしつけ。気づけば一日が終わっている——。
子育て中は、運動のために30分や1時間をとるのはなかなか難しいものです。できない自分を責める必要はありません。
そのかわりに、5分を一日のすき間に重ねていくという考え方があります。今回はその具体的なやり方をまとめます。
「まとまった時間」より「少しずつ」でいい
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人の目安として歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上行うことが示されています。あわせて、今より少しでも多く体を動かすこと、座りっぱなしの時間を減らすことも大切だとされています。
この60分は、一度に続けて行う必要はありません。家事や移動、子どもと遊ぶ時間も身体活動に含まれます。5分を積み重ねていくことも、立派な一歩です。
一日のすき間に重ねる、5分の動き
ポイントは、すでに毎日やっていることに重ねることです。新しく時間をつくるより、ずっと続けやすくなります。
- 歯みがき中のかかと上げ:洗面台に手を添えて、かかとをゆっくり上げ下げ。ふくらはぎがよく動きます
- 洗濯物を干すときは、深めにしゃがむ:かごから取るたびに膝を曲げて、太ももを使います
- ごはんができるまでの立ち座り:椅子からゆっくり立って、ゆっくり座る。10回を目安に
- 寝かしつけのあとに足踏み:テレビを見ながら、膝を少し高めに上げて5分
- 抱っこのときは背すじを伸ばす:姿勢を意識するだけで、体幹が使われます
子どもと一緒にできること
子どもと過ごす時間そのものを、動く時間にしてしまう方法もあります。
- 公園では一緒に歩く・走る:ベンチで見守るかわりに、少しだけ一緒に動いてみる
- 家の中で「ケンケンパ」や「まねっこ体操」:子どもは楽しく、大人にはちょうどいい運動になります
- お買い物は少し遠回り:ベビーカーを押して歩く距離を、少しだけ伸ばしてみる
「運動しなきゃ」と構えるより、「今日も少し動けた」と思える日を増やしていくほうが、長く続きます。
動けない日のための、もうひとつの選択肢
それでも、子どもが体調を崩した日や、疲れて何もできない日はあります。そんな日の選択肢として、パルストレーナーのような家庭用EMS機器を使う方法もあります。ベルトを巻いて座ったままでも下半身の筋肉を動かせるので、子どもがお昼寝している間や、寝かしつけのあとにも使えます。
ただし、自分の脚で動くことの代わりになるものではありません。5分の積み重ねを続けながら、動けない日の補いとして考えるのが現実的です。
まとめ
- 運動はまとまった時間でなくても、一日のすき間に5分を重ねていけば大丈夫です
- すでにやっていること(歯みがき・洗濯・子どもとの時間)に重ねると、続けやすくなります
今日の歯みがきから、かかと上げを始めてみませんか。