ウォーキングを始めて、1週間は続いた。ところが雨が3日続いて、そのまま行かなくなった——。
運動が途切れるきっかけは、意志の弱さよりも天気であることが少なくありません。雨の日、猛暑日、寒い朝。外に出られない日は、一年のうちに思っているより多くあります。
だからこそ、「外に出られない日にやること」を先に決めておくと、習慣は途切れにくくなります。今回はその組み立て方の話です。
運動の目安は「外の運動」だけで満たすものではない
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人の目安として歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上(1日約8,000歩以上)、あわせて筋力トレーニングを週2〜3日行うことが示されています。また、座りっぱなしの時間を減らすことも推奨されています。
ここでいう「身体活動」には、家事や階段の上り下りなど日常の動きも含まれます。つまり、目安を満たす方法は外のウォーキングだけではありません。家の中での動きを積み上げても、立派な身体活動です。
今日からできる、家の中の動き方
特別な道具はいりません。狭い場所でもできるものを選びました。
- その場足踏み:テレビを見ながら、膝をいつもより少し高く上げて。10分でも立派な活動量です
- 階段の上り下り:家に階段があれば、いちばん手軽な下半身の運動になります。手すりを使って安全に
- 椅子からの立ち座り:ゆっくり座って、ゆっくり立つ。10回を1セットに
- かかとの上げ下げ:歯磨きや料理の待ち時間に。壁や台に手を添えて
- 家事を少し大きく動く:掃除機がけや床拭きは、姿勢を低くするだけで脚をよく使います
どれも「ながら」でできるのがポイントです。新しく運動の時間をつくろうとすると続きません。すでにある生活の時間に重ねるほうが、習慣として残ります。
続けるための「決めておくこと」
天気に左右されない習慣は、前日のうちに決めておくとうまくいきます。
- 「雨の日メニュー」を1つだけ決める:たとえば「足踏み10分」。選択肢が多いと、迷っているうちにやめてしまいます
- 時間ではなく「きっかけ」で決める:「夕食の片付けが終わったら」「ニュースが始まったら」など、毎日必ず起きることに結びつけます
- 記録はカレンダーに丸をつけるだけ:外で歩いた日も、家で動いた日も、同じ丸をつけます。どちらも同じ1日です
大事なのは、外に出られない日を「休みの日」にしないこと。続いている実感が、次の日の一歩につながります。
もっと手軽に下半身を動かしたい方へ
家の中の運動も、慣れてくると「今日は面倒だな」という日が出てきます。そんな日の選択肢として、パルストレーナーのような家庭用EMS機器を使う方法もあります。ベルトを巻いて座ったままでも下半身の筋肉を動かせるため、天気にも時間帯にも左右されません。
ただし、自分の脚で動くことの代わりになるものではありません。家の中の動きを続けながら、動けない日の補いとして考えるのが現実的です。
まとめ
- 運動の目安は、家の中の動きを積み上げても満たしていけます
- 「雨の日にやること」を1つだけ前日に決めておくと、習慣が途切れにくくなります
天気のせいで止まってしまった運動を、今日の足踏みから再開してみませんか。