仕事から帰ってきて、家事や育児をこなして、気づけば22時。お風呂は「湯船に浸かる時間」ではなく「身体を洗う時間」になっている——共働き世代なら、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
「シャワーで十分さっぱりするし、湯船を沸かすのも入るのも面倒」
そう感じるのは自然なことです。ただ、その積み重ねが「寝ても疲れが抜けない」感覚につながっている可能性があります。
なぜシャワーだけだと、疲れが残りやすいのか
シャワーと湯船の一番の違いは、身体の芯まで温まるかどうかです。厚生労働省 e-ヘルスネットでは、入浴の作用として温熱作用・静水圧作用・浮力作用の3つが挙げられています。
- 温熱作用:シャワーは表面を流れるだけですが、湯船に浸かると内部までじんわり温まり、その後の血流の巡りが変わってきます
- 静水圧:お湯に浸かると水圧が全身にかかり、脚にたまった水分をやさしく押し戻すようなサポートになります
- 浮力:湯船の中では体重が軽く感じられ、筋肉や関節への負担が和らぐぶん、身体がゆるみやすくなります
加えて、入浴後に体温が下がっていく流れが、そのまま活動モードから休息モードへの切り替えにつながる点も指摘されています。シャワーだけの生活は、この巡りのサポートをまるごと省略している状態、とも言えます。
今日からできる、お金のかからない工夫
とはいえ「毎日湯船を沸かして、ゆっくり入って」が理想論であることも事実。まずハードルの低いところから始めるのがおすすめです。
- お湯の温度は38〜40℃、少しぬるいと感じるくらいに設定する
- 浸かる時間は10分前後を目安に。スマホは湯船に持ち込まない
- 週2〜3日からでいいので「湯船デー」を決める
- お湯を張りながら着替えや洗濯を回す。待ち時間をゼロにするだけで面倒さは減ります
入浴前後の水分補給も忘れずに。思っている以上に汗をかいています。ここまでは今日から誰でも、お金をかけずに始められる工夫です。
「湯船に入る日」を、仕組みで増やすという選択肢
一方で、「わかってはいるけど、沸かす手間も入る余裕もどうしても作れない」というのが本音でもあります。家族の入浴時間がバラバラだと、最後に入る人の湯はぬるくなっている。追い焚きをすればいいけれど、それも手間と光熱費が気になる——。
そこで発想を変えて、湯船に入ること自体のハードルを下げるという選択肢もあります。
当店で扱うバスポカ EX ecoは、浴槽の湯を循環・ろ過しながら設定温度を保つ機器です。帰宅が遅くなった日でも、キレイで温かい湯にそのまま入れるため、追い焚きは基本的に不要になります。毎日の「入るか・入らないか」という判断そのものを減らせるのが特徴です。
また、湯船の時間そのものを変えたい方には美々湯という選択肢もあります。細かな泡を含んだお湯をつくる機器で、湯あたりのやわらかさが変わります。「シャワーで終わらせず、湯船に入りたくなる」きっかけとして使っている方もいます。
疲れているからこそ湯船に入ってほしい。でも疲れているからこそ、入るハードルを下げる工夫も必要——この両方を満たす環境づくりが、共働き世代の疲労感を変える一歩になるかもしれません。
まとめ
- シャワーでは温熱作用の一部しか得られない。静水圧・浮力は湯船に浸からないと働かない
- 続けるコツは意志より段取り。38〜40℃・10分前後・週2〜3日から始めるのが現実的
まずは今夜、湯を張ってみるところからで十分です。そのうえで「毎日続けられる形にしたい」と思ったときに、道具の話を思い出してください。