お腹に巻くタイプのEMSを毎日使っているのに、なかなか腹筋が見えてこない。
たしかにお腹はピクピク動いているし、押すと少し硬くなった気もする。でも鏡に映る自分のお腹は、買った日とあまり変わらない――。
実はこれ、使い方が間違っているわけではなく、そもそも「アプローチする場所」が目的と合っていないケースがほとんどです。
腹筋は、鍛える前に「見えるかどうか」の問題
腹筋そのものは、実はほとんどの人にすでに存在しています。見えないのは、その上に体脂肪という「幕」がかかっているからです。
ここで多くの人がつまずくのが、「気になる場所を動かせば、その場所の脂肪が減る」という考え方です。厚生労働省 e-ヘルスネットでも、運動によって特定の部位だけの脂肪を減らすこと(いわゆる部分痩せ)は難しいと説明されています。脂肪は体全体から少しずつ使われていくため、お腹を動かしたからといって、お腹の脂肪が優先的に減るわけではありません。
なぜ「大きい筋肉」からのほうが効率的なのか
体脂肪に働きかけるうえで押さえておきたいのが、筋肉の大きさです。
人体で最も体積の大きい筋肉群は、大腿部(もも)にあります。大腿四頭筋やハムストリングスは腹筋よりもはるかに体積が大きく、下半身全体では全身の筋肉の約6〜7割が集まっているとされます。同じ時間動かすのであれば、小さい筋肉より大きい筋肉のほうが動員される筋肉量が多く、エネルギー消費量も大きくなります。
また、筋肉量は基礎代謝の一部を占めるため、下半身の筋肉を落とさないこと自体が、日常の消費エネルギーを保つことにつながります。厚生労働省も、成人に対して筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨しています。
腹筋を割りたいなら、実は腹筋よりも「もも」から――という、少し逆説的な結論になります。
今日から無料でできる、下半身へのアプローチ
座り仕事や運動不足で下半身の筋肉量は落ちやすく、それだけに伸びしろが大きい部位でもあります。道具を買う前に、まずはこの3つから。
- スクワットを10回×2セットから。歯磨きのあとなど、時間を決めてしまうと続きます
- エスカレーターより階段。上りだけでも十分です(下りは膝の負担が大きいので無理をしない)
- 座り続けない。30分〜1時間ごとに立ち上がるだけでも、太ももの筋肉は動きます
「気になる部分だけを集中的に」ではなく、「土台となる下半身から全身を変えていく」という発想の転換が、遠回りに見えて実は最短ルートになります。
もっと根本から続けたい人の選択肢
とはいえ、下半身のトレーニングは正直きついものです。スクワットは膝や腰に不安がある方には負担になりますし、仕事で疲れて帰宅した日に「あと20回」は簡単ではありません。EMSが選ばれる本当の理由は、ここにあります。
こうした考え方に沿って設計されているのが、当店で扱う3D EMS パルストレーナーです。腹部用EMSとの違いは、まさに「どこにアプローチするか」という設計思想そのものにあります。大腿部を中心に、座ったまま・寝たままでも下肢の筋力維持をサポートする使い方に向いています。
- ベルトを巻くだけの簡単操作で、広い場所を必要としない
- 1モード20〜30分。家族間でシェアして使える
- テレビを見ながら、読書をしながら、ラクな姿勢で使える
- コンパクトなので、持ち運びも苦にならない
- 天候や季節に左右されず、自宅で続けられる
運動習慣の"入口"として使い、慣れてきたら歩く・階段を使う習慣と組み合わせていくのが現実的です。
まとめ:鍛える順番を、逆にしてみる
- 腹筋が見えないのは「鍛え足りない」より、上に乗っている脂肪の問題。部分痩せは難しい
- 効率を考えるなら、全身の6〜7割が集まる下半身の大きな筋肉から。そして続けられる形にすることが最優先
お腹に巻いていたものを、太ももに移すだけでも考え方は変わります。実際に大腿部に使ってみたときの感覚は、言葉よりも試していただくのが早いと思います。