整水器のご相談で、購入前によく聞かれることがあります。
「転勤があるかもしれないんですけど、引っ越したら持っていけますか?」
結論から書くと、持っていけます。据え置きタイプなら本体を外して運ぶだけです。ただし、いくつか知っておいていただきたい点があります。
タイプによって、移設の手間が違う
整水器は設置方法で大きく2つに分かれます。移設のしやすさは、ここで決まります。
| 据え置きタイプ RW-9・RW-10 | シンク下設置型 RW-100e | |
|---|---|---|
| 本体の設置 | キッチンに置くだけ | シンク下に固定 |
| 給水の取り方 | 蛇口に分岐水栓を取り付け | 給水管から分岐+専用水栓を天板に設置 |
| 取り外し | 分岐水栓を外して元の蛇口に戻す | 配管の切り離しと水栓の取り外しが必要 |
| 移設のしやすさ | 比較的かんたん | 専門作業が必要 |
据え置きタイプは、本体を持ち上げて分岐水栓を外せば終わりです。引っ越し先で新しい蛇口に合う分岐水栓を用意すれば、また使えます。
シンク下設置型は、天板に専用水栓を取り付けているため、取り外すと穴が残ります。ここが引っ越し時の判断ポイントになります。
取り外し・取り付け費用
次の入居者への引き継ぎは要相談
移設費用との比較で判断
賃貸の場合、原状回復はどうなるのか
賃貸で気になるのは、退去時の扱いです。
据え置きタイプで分岐水栓を取り付けただけなら、元の蛇口に戻せば原状回復できます。取り外した純正の部品を保管しておけば問題になりません。
ただし、次の点は事前に確認してください。
- 賃貸借契約書を読む。「設備の変更」に関する条項があるか確認します
- 心配なら管理会社に一報を。「工事はせず、元に戻せる形で分岐水栓を付けたい」と伝えれば、たいていは問題ありません
- 外した純正部品は保管しておく。捨ててしまうと、退去時に部品代を請求される可能性があります
- 作業は無理に自分でやらない。水漏れを起こすと、その修繕費のほうが高くつきます
シンク下設置型を賃貸で検討される場合は、天板に穴を開ける工事になるため、必ず事前に管理会社・大家さんの許可が必要です。
今日からできる、引っ越し前の確認
お金をかけずにできることです。引っ越しが決まったら、この順で確認してください。
- 引っ越し先の蛇口を写真に撮る。内見時でも構いません。メーカー名・型番が見えると確実です
- いま使っている分岐水栓の型番を控える。同じものが使えるかどうかの判断材料になります
- 引っ越し先のシンク下スペースを確認(シンク下設置型の場合)
- 引っ越し業者に「精密機器がある」と伝える。整水器は水が残った状態で運ぶと故障の原因になります
- カートリッジの残量を確認。移設のタイミングで交換すると、二度手間になりません
移設のご相談について
取り外しと再設置は、当店で承っています。
費用は設置環境によって変わります。引っ越し先の蛇口が今と同じ形状なら分岐水栓をそのまま使えますし、違う形状なら新しい分岐水栓が必要になります。シンク下設置型は配管作業が入るため、金額が変わります。
ここで金額を書けないのは、現地を見ないと確定できないからです。引っ越し先の写真を送っていただければ、おおよその見当はお伝えできます。
また、福岡から遠方へ引っ越される場合は、お近くの三和株式会社の代理店を紹介するという形になることもあります。その場合も、引き継ぎのご相談は承ります。
まとめ
- 整水器は持っていけます。据え置きタイプなら本体を外して運ぶだけです
- 賃貸なら純正部品を保管しておけば原状回復できます。契約書の確認と、心配なら管理会社への一報を
- 転勤の可能性がある方には据え置きタイプをおすすめしています。シンク下設置型は天板に穴が残ります
「引っ越すかもしれないから買えない」と迷われている方は、まずご相談ください。ご事情に合わせて、向くタイプをお伝えします。