「シャワーヘッドを替えてみたいけど、賃貸だから勝手にいじっていいのか分からない」
まず結論を書きます。元に戻せる状態で保管しておけば、多くの場合は問題になりません。ただし、確認しておくべき点がいくつかあります。
退去時にもめないための話です。
なぜ「戻せるかどうか」が分かれ目なのか
賃貸の設備は、貸主の所有物です。入居者には退去時に入居時の状態に戻す義務(原状回復義務)があります。
ここで重要なのは、シャワーヘッドは工具なしで手で回せば外せる部品だということです。壁に穴を開けたり、配管を切ったりする工事ではありません。
つまり、元のヘッドを捨てずに保管しておき、退去時に付け直せば元の状態に戻ります。この点が、他の設備変更とは違います。
交換前に確認したい3つのこと
お金をかけずに、今すぐできる確認です。
① 賃貸契約書を見る
「設備の変更を禁じる」条項があるかを確認してください。多くの契約書では、壁への穴あけや造作の変更を禁じていますが、取り外せる部品の交換まで禁じているケースは少ないようです。
条項が曖昧で判断できない場合、管理会社に一本連絡を入れておくのが確実です。「元のヘッドは保管して、退去時に戻します」と伝えれば、たいてい問題になりません。事前に言っておくだけで、退去時のやり取りが変わります。
② ホースの接続規格を確認する
日本国内の一般家庭用シャワーは、G1/2(ジー二分の一)という規格がほぼ標準です。市販のシャワーヘッドの多くはこの規格に対応しています。
ただし例外があります。
- 海外メーカー製の水栓(規格が異なる場合があります)
- 一部の国内メーカーの独自規格(アダプタが必要になることがあります)
- ホースとヘッドが一体型になっているタイプ(ヘッドだけの交換ができません)
確認方法は簡単です。ヘッドを手で回して外してみるだけ。反時計回りに回せば外れます。外した接続部の形状を写真に撮っておけば、購入時の相談もスムーズです。
③ 元のヘッドの保管場所を決める
これが最も大事です。外した純正ヘッドを、退去まで確実に保管できる場所を先に決めてください。
- 元の箱があれば、その中に入れる
- なければジップ袋に入れて、「退去時に戻す」とメモを貼る
- 洗面台の下や物入れの奥など、掃除で捨てない場所へ
- 可能なら交換前の状態を写真で残す
数年住むうちに「これ何だっけ」となって処分してしまう——これが一番多い失敗です。
やってはいけないこと
賃貸では避けていただきたい作業です。
- 接続部を工具で強く締める。ネジ山を潰すと、元に戻せなくなります。手で締まる範囲で十分です
- シールテープを巻き直す。パッキンで止水する構造なので、通常は不要です
- ホースごと交換する。ホースは水栓本体につながる部分なので、ヘッドより慎重に扱う必要があります
- 元のパッキンを捨てる。ゴムパッキンも純正部品です
- 固くて外れないヘッドを無理に回す。長年使った水栓は固着していることがあります。無理をすると水栓本体を傷めます
最後の項目について。固くて外れない場合は、そこで止めてください。管理会社に相談するか、交換を諦めるという判断もあります。水栓本体を壊すと、修理費用は原状回復の範囲を超えます。
確認が済んだら
ここまで確認できれば、あとは選ぶだけです。
当店で扱う美泡PLUSは、細かな泡(ファインバブル)を含んだシャワーをつくるヘッドです。G1/2規格に対応しており、今のヘッドと交換するだけで使えます。工事は不要で、退去時には元のヘッドに戻していただけます。
ただし、お使いの水栓によってはアダプタが必要な場合があります。外した接続部の写真を見せていただければ、対応可否をお答えします。
水圧が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
- シャワーヘッドは手で外せる部品。元のヘッドを保管しておけば、退去時に戻せます
- 確認するのは契約書・接続規格(G1/2が標準)・元のヘッドの保管場所の3点
- 工具で強く締めない、固くて外れないものは無理に回さない。水栓本体を傷めると原状回復の範囲を超えます
接続部の写真を送っていただければ、交換できるかどうかをお答えします。お気軽にご相談ください。